カテゴリー: 中島昌彦の症例報告

中島昌彦による症例報告

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症例報告における専門用語解説

起床時に生じた急性腰痛による体幹前屈時の痛み改善例

【患者】30代後半、男性
【主訴】前屈みになると腰が痛い
【既往歴】急性腰痛
【現病歴】来院当日の朝、起床時に腰部から仙骨周辺にかけて鋭い痛みが走った。そのまま、しばらく動くことができず蹲ったままでいた。痛みがある小さくなってきた頃に起き上がったが、腰部・臀部周辺に痛みがあり壁伝いに歩ける程度だった。
昼過ぎから痛みが更に小さくなり、ゆっくりとした歩行は可能になったが体幹部を傾けると激痛が走る状態。約10年前から年に2~3回は急性腰痛を繰り返していた。学生時代は全国クラスのスポーツ選手で筋肉量が多く、筋力も強く、痛みにも慣れており、痛くならないような動きを無意識にできるとのことだった。
現在、スポーツは趣味程度で、筋肉トレーニングは筋力の維持レベルの中程度の負荷でおこなっている。
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腕立て伏せのトレーニング時に発生する手関節背側の痛み軽減例

【患者】40代前半、男性
【主訴】手をついたときに右手首に痛みがある、手首が痛くて腕立て伏せができない
【既往歴】-
【現病歴】学生時代に本格的なスポーツを経験し、プロを目指しており、筋肉トレーニングもハードに実践していた。20歳ごろに背部から肩にかけて故障し、ハードなトレーニングが不可能になった。その後、ハードなスポーツやトレーニングはせず、趣味としてスポーツやトレーニングを楽しんでいた。
約5年前より、腕立て伏せをした際に右手関節に違和感が発生し始めた。腕立て伏せ以外のトレーニングは可能だったので放置していたが、日常生活にて右手をついたときや背屈するような動作でも右手関節に痛みが走るようになった。
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約35年以上続いていた全身の倦怠感が軽減した一例

【患者】40代後半、女性
【主訴】中学生から続いている体全体の怠さ
【既往歴】虫垂炎術後
【現病歴】中学生の頃より全身に倦怠感があり、現在まで続いている。
近医にて幾度か精密検査を受けるが脳・血液・内臓には異常は見当たらなかった。今まで鍼灸施術やマッサージなどを行い、症状の浮き沈みはあるが倦怠感は続いている。一日の中でも時間が経つにつれ倦怠感は強くなっていき、夕方が一番つらいとのこと。倦怠感がひどくなると意識を保つのが難しくなり、多数の人が話している声が聞こえなくなることもあった。
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約10年前に発症した首痛が腰部筋の弛緩により消失した一例

【患者】70代前半、男性
【主訴】首が突っ張って動きづらく、痛みもある。
【既往歴】頚椎椎間板ヘルニア術後、腰椎椎間板ヘルニア術後、高血圧症
【現病歴】約20年前に日常生活に支障がある腰痛が発症し、頚椎椎間板ヘルニアと腰椎椎間板ヘルニアの手術をした。手術後に腰痛は消失したが、両足のしびれと下半身の浮遊感、頚椎の可動制限と首痛が発症。接骨院にて電気療法、温熱療法、カイロプラクティックの施術などを受けるが、頚椎の可動制限・両足のしびれ・下半身の浮遊感に変化はなかった。
日常生活に不便があるまま生活していたが、約10年前から頚椎の可動制限が強くなり、頚部全体の引張感と痛みが激しくなってきた。高血圧症に関しては投薬治療を継続している。
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約1ヶ月前から発生した浮腫みと右手の力のはいりにくさの筋弛緩による軽減例

【患者】40代前半、男性
【主訴】右手の力が入りづらく、浮腫んでいる
【既往歴】-
【現病歴】約1ヶ月前から右手に力が入りづらくなったが、その時は特に気に留めることなく放置していた。時が経つにつれて徐々に手に浮腫みはじめ、さらに力の入りづらさが増していった。近医内科に受診し、精密検査を受けるが脳・血液の検査で異常は見当たらなかった。
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急性的に発生した起立動作時の痛みが軽減した一例

【患者】60代前半、女性
【主訴】腰が痛くて立ったり座ったりがつらい、ぎっくり腰
【既往歴】橋本病、急性腰痛
【現病歴】約1週間前に半日立ちっぱなしの仕事と長距離の移動が重なり、翌日の朝に痛みで起き上がることができなかった。安静にしていたら、ある程度は動けるようになったのでコルセットを巻いて仕事をしていたが3日前に腰部から臀部の激痛でまた動けなくなってしまった。
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右肩関節水平屈曲時の激痛と可動域の改善効果

【患者】50代前半、男性
【主訴】右手が左肩まで届かない、右腕を内側に動かすと激痛が走る
【既往歴】硬膜下血種、高血圧症
【現病歴】約5か月前にゴルフをラウンドで長時間プレーした。ゴルフプレーをしている時は何もなかったが、翌日から右肩に異様な痛みが発生したが、放置していたら軽減した。その後、約1か月後にもゴルフをしたが、その夜から夜間の激痛が始まった。日中でも痛みが発生し始め、右腕を内側に動かすと激しい痛みが発生するようになってしった。
近医整形外科に通院し投薬を約約1か月継続した。
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第1手根中手骨関節の痛みと力の入りにくさが減少した一例

【患者】50代後半、女性
【主訴】手の親指の付け根が痛い
【既往歴】椎間板症
【現病歴】2年前に尾骨周辺を強打した後、全身に激痛が広がった。安静にしていたら痛みは軽減してきたが、鈍い痛みは残存していた。
その後、全身の脱力感が表れ、体を支えているのが億劫になり、機敏な動きができなくなっていった。近医脳外科にて精密検査を受けたが、異常は見当たらなかった。
朝晩に体操やストレッチを行うことで脱力感は小さくなったが、しばらくすると右手に痛みが発生した。その後、左手にも痛みが発生するようになっていき、特に両手の母指の痛みが強くなった。
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約3年前の交通事故によるむち打ち症後遺症の軽減効果

【患者】40代後半、女性
【主訴】安静時でも首が痛く動かす角度により痛くなる
【既往歴】むち打ち症
【現病歴】約3年前に自動車の正面衝突による交通事故に合う。交通事故後、近医整形外科で応急処置をし、予後は良かったが数か月後から首に痛みが発生し始めた。痛みは徐々に首全体に広がり、不定期に片頭痛にも悩まされるようになった。近医整形外科にて鎮痛剤の投薬を継続していた。
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ゴルフスイング時に発生する右三角筋前部周辺に発生する痛みの消失例

【患者】60代後半、男性
【主訴】ゴルフスイングをすると右の肩が痛い
【既往歴】胃癌術後、鼡径ヘルニア術後
【現病歴】20年以上前から様々な疾患にかかり、長期間の投薬治療を続けている。約5年前に胃癌の手術を行い、術後は良好であるが腰痛や肩の痛みが発生し始めた。悪化はすることなかったため、特に気にせず日常生活を送っていた。趣味でゴルフを楽しんでいたが、ゴルフスイング時に右肩の痛みが発生するようになってきた。
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