【患者】15歳男子中学生
【主訴】足の付け根が痛い
【既往歴】-
【現病歴】陸上部活動にて走った時に左鼡経部痛発生
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【現症】右鼡経部の大腿四頭筋近位部周辺に運動痛あり
【施術と結果】発生3日後に来院。患部に熱感と腫脹を確認出来なかった為、筋緊張が痛みの原因であると推測した。
痛む患部を指差し確認していただき緩消法を約15秒行い筋弛緩を確認した。立って歩いていただくと痛みが10から8(NRS改変)に小さくなった。効果があった為、続けて緩消法を約3分行い筋弛緩した。歩いていただくと痛みが10から0(NRS改変)に消失し跛行がなくなった。
走ることは一時中止する様指導し、2日後の施術にて患部の歩行痛は消失していた。運動時に負傷した要因は、大腿部前面の筋緊張でありその原因は腰部の筋緊張であると考えた。腰部側面の筋緊張に対し緩消法を約10分行い筋弛緩を確認し体表より押圧深は施術前約0.5cmから約2cmまで弛緩した。胸腰部側屈の可動域が約20°拡大した。
歩行の確認していただくと主観で楽になったと報告いただき。クラウチングスタートをして確認すると痛みは消失していたため、活動の再開と負傷しない為に準備運動の大切さをお話しした。後日連絡いただき100mの試合で自己ベストが出たとご報告いただいた。