カテゴリー: 中島昌彦の症例報告

中島昌彦による症例報告

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症例報告における専門用語解説

1年前から続く側屈時の腰部左側に発生する激痛が減少した一例

【患者】40代後半、女性
【主訴】左に体を傾けると腰の奥に痛みがある
【既往歴】-
【現病歴】10代後半から腰痛と肩こりは自覚していたが日常生活に支障はなく放置していた。椅座位での仕事に就きほとんど動かなくなり、仕事内容は身体に力みを伴う作業が多かった。正確な発生時期は不明とのことだが、腰部左側の痛みが強くなっていき、椅座位での作業が苦しくなってしまった。定期的に体を動かすことで長時間の椅座位をしなくなったが、腰部左側の痛みは依然として残存していた。
約1年前、不意の動作で腰部左側に激痛が走り、数日間、寝込むことがあり、痛みが和らぎ歩けるようになってから腰部左側の奥に痛みと違和感を覚えた。左に体を倒すと腰部左側の奥に激痛が走るので動くことが怖くなってしまった。
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1週間前の転倒から発生した右上腕部の痛みが消失した例

【患者】50代後半、女性
【主訴】右腕が痛い
【既往歴】手根管症候群、腱鞘炎
【現病歴】1週間前に転倒し、右臀部周辺と右肘を強打した。転倒した日に近医整形外科に受診し、全身の精密検査を受けたが異常は見当たらなかった。
転倒後、数日間、右臀部と腰部周辺の激痛が続いたが、徐々に右臀部と腰部周辺の痛みは小さくなっていった。その後、右臀部と腰部の痛みは気にならなくなったが、右肩から上腕にかけて痛みを自覚するようになった。1週間経過したが右肩から上腕にかけての痛みは変化することはなかった。自宅にてストレッチや体操、温熱療法などを行ったが痛みは消えず当院へ来院した。
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肩部挙上から下制時に肩関節周辺に発生する激痛が消失した例

【患者】60代後半、男性
【主訴】腕を上げて降ろすときに方に激痛が走る。
【既往歴】肩関節周囲炎
【現病歴】3か月前に肩に激痛が走り、近医整形外科に受診し検査をすると右肩に石灰化があると言われ安静にしておくように指示を受ける。
鎮痛剤を飲み激痛は治まり、動きも回復してきたが、特定の角度で激痛が走るようになった。保存療法を続けたが痛みの変化がなかったために来院された。現在の状態では近医整形外科から肩の損傷はないと言われている。
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右拇指撓側外転時に発生する拇指中手指節関節の痛みが消失した例

【患者】50代前半、男性
【主訴】親指を反らせると痛い
【既往歴】関節リウマチ、急性腰痛症
【現病歴】約1年前、右拇指を反らせると拇指中手指節(以下、MP)関節に痛みが発生した。過去に関節リウマチを患っていたが、その時は痛みもなく投薬も終了していたが、再発してしまったのかと思い近医整形外科に受診した。検査をするが関節リウマチの疑いはなく、右拇指の損傷もないとの事だった。
日々の生活をすることはできるが、服の着脱や食事の時などに、不意に右拇指に痛みが走るので不安が募っていった。
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20年以上前より発生した痛みを伴う頚部可動域制限の改善例

【患者】50代前半、女性
【主訴】首が痛い、首が動かない
【既往歴】-
【現病歴】30年程前から肩こりと腰痛の自覚症状があり、20年以上前から頚部痛と腰痛が酷くなってきたのでマッサージチェアを購入し毎日使っていた。
ある時より頚部の凝りも激しくなり首へのマッサージチェアでの刺激も繰り返していた。時期は不明だが、指先のしびれが発症し手掌から前腕まで広がっていた。両手にしびれが出ていた為、近医整形外科・内科に受診し精密検査をしたが、脳や神経、骨に異常は見当たらなかった。現在、手のしびれは治まってきているが頚部痛が激しくなると手のしびれも酷くなるようになった。
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3年以上前から始まった手関節の痛みと可動制限の改善例

【患者】50代後半、女性
【主訴】手首を曲げると痛い、手は常にビリビリして触ると痛みが増す
【既往歴】関節リウマチ、肝炎
【現病歴】3年以上前に手関節から指先にかけて痛みが発生。
痛みが発生した時から日に日に痛みが増していったので、近医内科に受診、関節リウマチと診断された。投薬を数か月行った後、投薬は中止し保存療法へ切り替えた。手指が少しずつ変形してきているのを感じており、両手とも動きの悪さがあり不安感が募ってきていた。
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2日前に誘因なく発生した両腋窩の痛みの改善例

【患者】30代前半、女性
【主訴】腋の下が触るとピリピリして痛い、物を持つ時に腋の下が痛い
【既往歴】頚椎症
【現病歴】2日前の朝、起床時に両脇の違和感があった。気に留めることなく朝の支度をし、左手で鞄把握動作後の拳上時に左腋窩に痛みが走った。その後、歩行時や安静時には痛みは発生しなかったが、左手での鞄の把握動作後の拳上時の左腋窩の痛みは毎回、発生するようになった。自身で左腋窩を触ってみると痛みが走り、右の腋窩も左より軽いが触ると痛みが走るようになってしまった。
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10日前の転倒より発生した右母指周辺の痛みが消失した一例

【患者】50代前半、女性
【主訴】右の親指を動かすと痛い
【既往歴】急性腰痛、子宮筋腫
【現病歴】10日前に道路で転倒し、庇う為に右手を着き、臀部を強く打った。その時より尾骨周辺に激痛が走ったので、近医整形外科に受診しレントゲンを施行。尾骨にヒビが入っている診断されたが特に処置もできないので保存療法となる。
その時より右の手関節から指に腫脹と炎症反応があり、再度、近医・整形外科に受診し、医師より処方された湿布薬を張っていた。腫脹は徐々に減ってきたが痛み増し、仕事にも差し支える状態になった。
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上肢下垂位、肘屈曲時に発生する前腕の痛みが消失した症例

【患者】50代後半、女性
【主訴】手を後ろに回すと前腕に痛みが出る
【既往歴】肩関節周囲炎、急性腰痛
【現病歴】成人したころから肩こりと腰痛の自覚はあったが生活に支障が出るほどではないので放置していた。50代に入った頃、肩関節周囲炎になり肩関節の可動制限と痛みが発生した。1年程で可動制限はなくなり、痛みもなく生活できるようになったが、腕を後ろに回した時に前腕に痛みが発生するようになった。
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10年以上続いていた手指の浮腫みの改善例

【患者】50代前半、女性
【主訴】腕全体が浮腫み指の関節が腫れている、手を握る動きが悪く動かすと痛い
【既往歴】-
【現病歴】10年以上前から両手指関節の腫れと腕全体の浮腫みを自覚し始めた。近医整形外科にて診察をしたが、特に異常は見当たらず、投薬治療を開始した。日が経つにつれ動きにくさも感じ始めた。正確な時期は不明だが、数年前より指の硬直が表れ、痛みも自覚するようになった。
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