【患者】80代前半 女性
【主訴】動くと腰が痛い
【既往歴】脳腫瘍
【現病歴】昨朝、椅子から立ち上がる時に腰部に急な痛みが生じた。その後、起立動作と着座動作で痛みを訴える。
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【現症】胸腰部自動関節可動域(以下、ROM)屈曲約30°または右回旋約20°で腰部左側に運動痛あり。起立動作および着座動作でも同部位に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は昨日の朝から腰部の運動痛を訴えており、患部周辺を目視および触察で確認したが内出血や熱感は確認されなかった。そのため、腰部の運動痛の要因は腰部の筋緊張と考えて患部周辺を触察したところ第4腰椎棘突起から約5cm左側に筋緊張が確認された。
はじめに腰部左側の筋緊張部位に約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果胸腰部ROM屈曲約30°または右回旋約20°における運動痛は10から0(NRS改変)となり消失した。胸腰部ROMは屈曲約40°・右回旋約40°に改善し、起立動作・着座動作における運動痛も消失した。
大変驚かれて喜ばれていた。