【患者】30代前半 女性
【主訴】背中の上のほうが四六時中重だるく凝った感じがする。
【既往歴】ー
【現病歴】終日、常に僧帽筋中部周辺に倦怠感・凝り感が継続している。
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【現症】第1胸椎(以下、Th1)から第6胸椎(以下、Th6)の高位で、棘突起より左7cmから右7cm間の範囲に常時倦怠感・凝り感がある。
【施術と結果】本症例は、僧帽筋中部周辺に常時倦怠感・凝り感が継続しており、これらの症状の要因として同周辺の筋緊張による血行不良を疑った。よって症状が発生している範囲を触察するとTh1からTh6の高位で、棘突起より左7cmから右7cm間の範囲に筋緊張を確認した。
筋緊張が広範囲なため直接同範囲の筋弛緩を行うよりも同範囲の筋緊張の要因と考えられる腰部上部の筋緊張周辺の弛緩を行ったほうが効率が良いと判断し、触察すると第1腰椎(以下、L1)から第2腰椎(以下、L2)の高位、棘突起より左4cmから右4cm間に筋緊張を確認した。よって同間に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、僧帽筋中部周辺の倦怠感・凝り感は主観で7割減との報告を頂いた。更に症状が残存していることから、施術範囲を広げL1からL2の高位棘突起より左約5cm・右約5cmの緊張部位に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。結果痛みは10から0(NRS改変)に消失した。
更に再発防止のために腰部側面に緩消法を約20分行い押圧深2cmから押圧深4cmになったところで終了。重だるさが全く無くなりすごく軽くなったとのことでした。