2年前から続く五十肩の改善例

【現症】右肩関節自動関節可動域（以下、ROM）外転約90°にて異常なし。右肩関節自動 ROM 2ndポジション外旋約20°にて疼痛を訴える。
【施術と結果】本症例は日常の動作では痛みを気にしていないが、水泳クロールの際右肩外転外旋痛を訴える為、肩関節周辺部の筋緊張が痛みの要因の1つと考えた。その筋緊張の原因として腰の筋緊張であると推測した。
　まず、肩甲上腕関節周辺部後面の筋緊張に対して緩消法を約5分行った。痛みが10から5（NRS改変）に小さくなり、右肩関節自動ROM2ndポジション外旋約45°に大きくなった。続けて同部位に緩消法を約5分行い筋弛緩した。痛みが10から0（NRS改変）に消失し、右肩関節自動ROM2ndポジション外旋約60°に大きくなった。
　次に腰の側面に対して緩消法を約20分行い腰部側面の体表より押圧深は施術開始前の約2cmから約4cmとなり筋弛緩を確認した。クロール動作をしていただくと、痛くない。と驚かれその日の施術は終了した。