右肩を動かすと痛む症状の改善例

【現症】筋力検査にて右上腕骨結節間溝周辺部の痛みを確認。右肩関節自動関節可動域（以下、ROM）2ndポジション内旋約45°にて疼痛を訴える。
【施術と結果】本症例は約２ヶ月前に転倒し受傷したが、発赤、熱感、腫脹は目視にて確認できず、約２ヶ月経過しているため筋緊張が痛みの原因であると推測した。右肩上腕二頭筋と思われる筋緊張に対して緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛みが10から5（NRS改変）に小さくなった。次に上腕二頭筋遠位周辺部の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。筋力検査を行い右上腕骨結節間溝周辺部の痛みが10から0（NRS改変）に消失した。
　次に肩関節後面肩甲骨外側周辺部の筋緊張に対し緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。痛みが10から5（NRS改変）に小さくなり、右肩関節自動ROM2ndポジション内旋約60°に大きくなった。続けて緩消法を約10分行い筋弛緩を確認した。痛みが10から0（NRS改変）に消失した。右肩関節自動ROM2ndポジション内旋約80°に大きくなった。体を洗う動作をしていただくと痛みが消失し喜んでいただけました。