1週間前にヨガによる無理な体勢で痛めた股関節痛の改善例

【現症】右鼠径部中央より内側約4cm周辺に荷重痛があり、自動右股関節可動域（以下、ROM）屈曲約80°で同周辺に痛みが発生。
【施術と結果】本症例は鼠径部内側に荷重痛及び右股関節屈曲時に運動痛を訴えていることから痛みの要因として同周辺の筋緊張を疑い触察すると右鼠径部中央より内側約4cm周辺に筋緊張を確認した。よって同周辺に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。
　結果、荷重痛が10から0(NRS改変)に消失し、運動痛は股関節ROM屈曲約80°での痛みが消失し、股関節ROM屈曲約120°で痛みが発生した。
　次に右股関節屈曲による痛みが残存していることから施術範囲を広げ更に約1cm周囲の筋緊張部位に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認。結果、股関節ROM が最大屈曲まで可能になり痛みも消失した。残りの施術時間は股関節痛の再発防止には腰部の筋弛緩が重要である旨をお話し、腰部側面に緩消法を約20分行い腰部側面の押圧深約2cmから押圧深5cmになったところで終了。
　「階段の上りで辛かったがこれで助かった」ととても喜んで頂けた