【患者】50代後半、女性
【主訴】痛くて腰が伸ばせない
【既往歴】腰部手術歴2回(詳細は現病歴参照)
【現病歴】20代の頃から腰痛持ち。約5年前、ぎっくり腰を契機に近医総合病院整形外科を受診。精査の結果、「腰椎椎間板ヘルニア」および「腰椎すべり症」の診断を受けた。リハビリ・鎮痛剤内服で約半年間通院するも痛みが改善しないため、手術を勧められ実施。第4腰椎から仙骨を内固定。その後も腰痛は継続し、約1年半前に増悪。再手術を勧められ実施。第3腰椎の内固定を追加。しかし、その後も腰痛は変わらず継続。約1ヶ月前に再度ぎっくり腰になり、救急車で搬送された。数日間安静入院をし、ぎっくり腰発生前の痛みまで減ったが、それ以上は改善せず継続している。夫が緩消法を見つけ、同伴で当院に来院。
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【現症】腰部正中に縦に約11cmの手術痕あり。立位での胸腰部自動可動域(以下、ROM)は前屈約70°で痛みなし。後屈は0°で腰部全体に痛みあり。
【検査所見】持参レントゲン写真にて、第3腰椎から仙骨までの内固定術後
【施術と結果】まず、主訴である立位胸腰部後屈(以下、同肢位)にて一番痛い箇所を示してもらうと、第3腰椎棘突起から左右外側5横指付近であった。まずはその部分に緩消法を実施。約2分後、筋弛緩を確認。同肢位0°での痛みは消失し、約5°まで可能となった。
効果があったため、更に同部位に継続。約5分後、同肢位約5°での痛みは消失し約10°まで可能となった。
この時点で、一番痛い箇所が第4腰椎棘突起から左右外側4横指付近に変わったため、今度はその部位に実施。約5分後、同肢位によるその部位の痛みは10から3(NRS改変)と小さくなったが、後屈角度に変化がなかったため、腰部左右側面(以下、部位L)の筋緊張が腰部後方の痛みと関連があることを説明し、部位Lへの施術を開始した。約15分後、部位Lの小指押圧深は両側とも施術前約2cmから施術後約3.5cmへと変化し、筋弛緩が確認できた。同肢位は約20°まで可能となり、痛みは10から3(NRS改変)まで小さくなった。
救急車で運ばれた時には人生諦めようと考えたこともあるが、今は希望が持てると喜んで頂けた。