10年前の右大腿四頭筋断裂後から続く股関節屈曲制限が改善した症例 【患者】60代後半 女性 【主訴】立っている姿勢で、もも上げをすると左足の様に上がらない 【既往歴】(-) 【現病歴】約10年前に右大腿四頭筋を断裂してから、右股関節屈曲制限が残存している。 続きを読む 【現症】右股関節可動域(以下、ROM)は屈曲約-45°で制限あり。この時、痛みは伴わない。 【施術と結果】本症例は、約10年前から立位での右股関節屈曲制限があると訴えているが、約10年前の筋断裂から発症した症状である事から右大腿四頭筋の筋緊張が要因と考えた。 触察にて大腿部上1/3周辺の大腿直筋と思われる部位に筋緊張を確認し緩消法にて約2分施術した結果、右股関節ROMは屈曲約-35°となった。 次に、まだROM制限が残存している事から同部位に残存してる筋緊張に筋弛緩が確認できるまで約20分施術した結果、右股関節ROMは屈曲約-25°と大きくなった。 「長年、動かなかった足が動くようになったので嬉しい」とご報告いただいた。