【患者】30代前半 男性
【主訴】ずっと前から左のお尻の奥が痛む。
【既往歴】-
【現病歴】約15年に誘因なく左臀部痛を発症し、消長を繰り返している。安静時に軽度の鈍痛あり。30分ほどの坐位姿勢継続時に左臀部痛が増悪する。
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【現症】左臀部に安静時鈍痛あり。30分ほどの坐位姿勢継続で左臀部痛増悪する。
【施術と結果】本症例は、約15年前から左臀部痛を訴えており、その要因は腰部の筋緊張と考えて腰部を触察したところ、腰部左側面および第3・第4腰椎(以下、L3・L4)棘突起から左に約7cmの左脊柱起立筋周辺に筋緊張が確認された。
はじめに、最も強い筋緊張が確認されたL3・L4棘突起から左に約7cmの左脊柱起立筋周辺に約3分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左臀部の安静時鈍痛は10から7(NRS改変)となった。引き続き、同部位周辺に約10分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左臀部の安静時鈍痛は10から6(NRS改変)となった。想像より症状の変化が乏しいため施術部位を腰部左側面に変更し、同部位周辺に約3分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左臀部の安静時鈍痛は10から5(NRS改変)となった。引き続き、同部位周辺に約20分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左臀部の安静時鈍痛は10から2(NRS改変)となった。ここで時間となり施術を終了した。
お尻だけでなく腰も軽くなったと喜ばれていた。