約40年間就寝時に喘息発作を起こしていたダンス好きの女性の改善例
【患者】60代前半 女性
【主訴】特に寝ている時の喘息発作がつらい
【既往歴】ー
【現病歴】約40年前からダンスを行うと、ダンス直後と就寝時に喘息発作が起こる様になった。近医内科の診断を受けている。
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【現症】日常生活ではほとんど発作は出ないが、ダンスをした後や就寝時に必ず発作が起こる。
【施術と結果】本症例は咳喘息の診断を受けているが、ダンスの後や就寝時に発作が起こる事から背部の筋緊張による気管支への血行不良が要因の一つであると推測した。
触察にて胸椎5番(以下、Th5)から6番(以下、Th6)高位の棘突起から右外方約2cm付近に縦約3㎝、横約1㎝の筋硬結と思われる筋緊張を確認し、緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。深呼吸をして頂くと施術前よりも、主観にて約3割程度呼吸がしやすくなったとご報告を受けた。
次に、背部の筋緊張の要因は腰部の筋緊張だと考え触察したところ、腰部脊柱起立筋群の筋緊張と腰部側面の筋緊張を確認し約20分筋弛緩をおこなった結果、腰部脊柱起立筋群は幅約1cm弛緩でき、腰部側面の押圧深は、施術開始前の約2cmから約4cmとなった。1週間後に来院されたが、喘息の発作が主観にて約5割程度軽減したと嬉しいご報告を受けた。今後さらに改善に向けて、施術を受けたいとおしゃっていた。