注射接種後、１ヶ月経過しても残存する可動域制限を伴う左腕の痛みの改善例

【現症】
左肩関節可動域（以下、ROM）自動、外転約11０°で後上腕部に発痛。
【施術と結果】
本症例は、左腕に注射接種後、１ヶ月経過後も続く接種部の痛みと肩関節ROM制限を訴えており、要因は左上腕部の筋緊張と推測し、目視・触察したところ、腫脹、熱感は確認出来ず、左三頭筋近位外側頭に長さ約3cm、幅約1cm、厚み約5ｍｍ大のしこりを確認した。
　 外転時に、このしこりが肩関節ROMの妨げになっているのではないかと推測した為、先ず、左三頭筋近位から施術を行うこととした。約１分施術を行い、長さ約2cmにしこりが小さくなった事を確認した結果、左肩関節ROM外転約160°、痛みは10から2（NRS改変）となった。
　 短時間での変化に患者さんが驚かれていたが、しこりが確認できなくなるまで約３分施術した結果、左肩関節ROM外転約180°、痛みは10から0（NRS改変）と消失した。