【患者】30代後半男性
【主訴】4か月前の事故の後遺症で首が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】約4か月前に自動車停車時、後方から自動車に衝突され近医整形外科にて頚部捻挫と診断され加療後、痛みが残存している。
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【現症】頚部自動関節可動域(以下、ROM)後屈約10°にて頚部後面に痛みが発生する。頚部左右回旋痛なし。
【施術と結果】本症例は事故による頚部捻挫であるが、約4か月経過している為、頚部後屈痛の要因の1つとして頚部の筋緊張であると推測し、痛みが残存している原因として腰部の筋緊張による血行不良であると考えた。
まず、頚部後面の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。頚部の痛みが10から9(NRS改変)に小さくなった。効果があった為続けて同部位に緩消法を約2分行い筋弛緩すると頚椎3番(以下、C3)高位にて極突起から右側約3cmに硬結らしき約3mm程のしこりを触察した。その患部に続けて緩消法を約2分行った結果、しこりが消失した。頚部の痛みが10から3(NRS改変)に小さくなり頚部ROM後屈約30°痛みが軽くなったので喜んでいただけました。
次に腰部側部の筋緊張に対し緩消法を約20分行い筋弛緩を確認し体表より押圧深は施術前1cmから約3cmまで弛緩した。頚部の痛みが10から0(NRS改変)に消失した。頚部ROM後屈約45°となり続けて腰