【患者】50代前半男性
【主訴】首の後ろに痛みがありスッキリしない。
【既往歴】ー
【現病歴】約20年前より首の痛みがあり多くの整骨院や整体に通院してきた。紹介により来院。
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【現症】頚椎4番から7番(以下C4からC7)高位、棘突起より右側周辺部に筋緊張を触察。頚部自動関節可動域(以下、ROM)後屈約40°まで可能ではあるが、約15°を超えたあたりから頚部右側に痛みが発生。
【施術と結果】本症例は外傷でない為、頚部の筋緊張が痛みの要因の1つと推測し、この筋緊張の原因は腰の筋肉の緊張であると考えた。
まず頚部右側C4からC 7周辺部の筋緊張に対して緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。頚部後屈時の痛みが10から8(NRS改変)に小さくなった。頚部ROM約25°に拡大した。続けて頚部右側の筋緊張に対して緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。頚部後屈時の痛みが10から3(NRS改変)に小さくなった。頚部ROM後屈約40°となった。
次に腰の筋緊張に対して側部より緩消法を約15分行い筋弛緩を確認した。頚部後屈時の痛みが10から0(NRS改変)に消失した。頚部ROM後屈約50°となり可動域拡大した。頚部の可動域と腰が関係することに驚かれました。