【患者】20代前半 男性
【主訴】約半年間リハビリをしたが、なかなか良くならず、胸の真ん中と背中の内側や脇の下の際辺りにピッきっとした痛みが走る。
【既往歴】腰痛症
【現病歴】約半年前に誘因なく発症した胸部及び背部痛に対して近医整形外でリハビリを行い改善傾向にはあるが疼痛が残存している。
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【現症】安静時において約半年前に胸骨上部、肩甲骨の内側、外側周辺に疼痛が生じ、近医の整形外科のリハビリに通うも痛みは多少良くなるもあまり変わらず、ご自身で当院を探し来院。
【施術と結果】本症例は、胸骨上部と肩甲骨内側、外側周辺に疼痛を訴えており、触察により、癒着様があり筋緊張が原因であると考えた。一番痛みのある箇所を指一本で指摘頂き、胸骨上部に緩消法を1分間施術、痛みは10から5 (NRS改変)と減少した。更に同じ箇所を2分弛緩していくと痛みは10から2 (NRS改変)と減少した。
次に背部の一番痛みがある箇所、肩甲骨内側中部付近を指摘頂き、その箇所を1分間施術、痛みは10から6 (NRS改変)と減少した。更に1分間弛緩させ痛みは10から2(NRS改変)と減少した.。
次に腋窩後壁、大円筋付近に痛みが生じているので、1分間施術し痛みは10から5 (NRS改変)と減少した。更に1分間施術し痛みは10から2 (NRS改変)と減少した。
残りの時間は、腰の筋緊張が原因で胸部や背部が引っ張られて痛みが生じていることを説明し、腰部を15分ほど弛緩させ、ほぼ胸部や背部の疼痛が気にならないようになった。終了後に体が軽くなったと喜ばれて帰られた。