【患者】60代前半 女性
【主訴】4日前にくしゃみをした瞬間に右のお尻の辺りに電気が走った感じでだんだん痛みがひどくなった。
【既往歴】ー
【現病歴】4日前にくしゃみの反動で右側臀部痛になり痛みが増大している。
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【現症】右側臀部周辺に安静時痛、荷重痛があり、歩行時に痛みが増大し、僅かな跛行あり。
【施術と結果】本症例は4日前にくしゃみの反動による右側臀部周辺の痛みであるが、同周辺に熱感、腫脹、皮下出血がないことから痛みの要因として同周辺の筋緊張であると判断し触察すると押圧による痛みが増大することから触察部位真上の腸骨稜周辺の筋緊張を疑い、更に触察すると同腸骨稜上約4cm幅に筋緊張を確認した。
よって同部位に緩消法を約3分行い、筋弛緩を確認した。結果、右側臀部周辺の安静時痛、荷重痛ともに消失したとの報告を頂いた。次に歩行時痛が残存とのことで更に先の施術部位の上部を触察すると広範囲に筋緊張を確認できたので同範囲に緩消法を約10分施術し押圧深1cmから押圧深3cmになったところで確認したところ歩行時の痛みが主観で10から2(NRS改変)になり跛行も消失した。更に腰部側面に緩消法を約15分行い押圧深約1cmから押圧深約3cmになったところで終了した。
結果、痛みがほとんど無くなりご本人曰く「スムーズに歩けるようになりました。」と、とても喜んで頂けた。