仰臥位で出現する腰痛の改善効果

【現症】施術ベットに仰臥位になった際には約30秒で腰部の痛みが出現し、起き上がる際にも痛みが出現した。安静時痛は無い。
【施術と結果】本症例は仰臥位時と起き上がる際に腰部脊柱起立筋と思われる筋に痛みを訴えており、痛みの要因を腰部脊柱起立筋と思われる筋の緊張と考え、さらに腰部脊柱起立筋と思われる筋の緊張の要因を腰部側面の筋緊張と考え、触察にて、腰部側面に緊張した筋を確認し、緩消法を約5分行い、腰部側面の筋弛緩を確認できた。
　その結果、施術ベットに仰臥位になった際に約30秒で出現した腰部脊柱起立筋と思われる筋の痛みが10から6（NRS改変）に小さくなった。次に仰臥位の際に出る腰部の痛みの要因として腹部の筋緊張と考え、触察にて、腹部の筋緊張を確認し、腰椎3番から5番の高さ背側から約13ｃｍの場所周辺の筋に緩消法を約15分行い、腹部の筋弛緩を確認できた。その結果、施術ベットに仰臥位なった際に約30秒で出現した腰部脊柱起立筋と思われる筋の痛みが10から0（NRS改変）に消失した。起き上がる際の痛みは10から3（NRS改変）に小さくなった。腰部と腹部の筋にさらに緩消法を約15分行い筋弛緩を進め施術を終了した。
　痛みの原因と治し方が分かって良かったと報告を受け、笑顔で帰宅された。