３年前から続くゴルフ肘に関する改善効果

【現症】右前腕関節可動域（以下、ROM）は自動で回外約45°で右肘関節内側周辺に痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、右前腕関節回外動作に関わっていると思われる右肘内側上顆周辺部の筋緊張が右肘関節の痛みの誘発と右前腕関節ROM制限の要因と考える。
　初めに、本人に一番強い疼痛部を確認し、疼痛部に緩消法を約１分施術筋弛緩を確認した結果、痛みが10から8（NRS改変）と小さくなった為、引続き同部位を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、右肘関節の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなり、右前腕関節ROMは自動で回外約60°と大きくなったが、疼痛部の筋弛緩に対して痛みが半分以上残存している事から、右内側上顆より遠位約5cmを触察すると筋緊張を確認。筋緊張部に緩消法を約１分施術筋弛緩を確認した結果、痛みが10から3（NRS改変）と小さくなった為、引続き同部位を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、右肘関節の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、右前腕関節ROMは自動で回外約90°とROM制限は見受けられなくなった。
　確認のため、自院２階ゴルフ練習場にてスイングし、実際ボールを打ってみたところ、ダウンスイング時の痛みも無く打つことができ、次のプレーが楽しみだととても喜んでいた。