【患者】40代後半 男性。
【主訴】ゴルフスイングをすると右肘が痛い。
【既往歴】－
【現病歴】約5年前にゴルフ練習中に右肘関節に痛みが走り、以降ゴルフダウンスイング時に右肘関節内側周辺に痛みが続く。
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【現症】右前腕関節可動域（以下、ROM）は自動で回外約60°で右肘関節内側周辺に痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、右前腕回外動作に関わっていると思われる右内側上顆周辺部の筋緊張が右肘関節の痛みの誘発と右前腕ROM制限の要因と考える。
初めに、本人に一番強い疼痛部を確認し、疼痛部に緩消法で約１分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から7（NRS改変）と小さくなった為、引続き同部位に約2分施術し筋弛緩を確認。結果、痛みが10から5（NRS改変）と小さくなった。筋弛緩に対し痛みが残る事から触察したところ、右内側上顆周辺に筋緊張を確認した為、筋緊張部に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から3（ＮＲＳ改変）と小さくなった為、引続き同部位の筋緊張部に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、痛みが10から0（ＮＲＳ改変）と消失し、右前腕ROMは自動で、回外約90°と大きくなり、ROM制限は確認出来なくなった。
実際のゴルフスイングでの右肘関節周辺の痛みの確認のため、自院２階ゴルフ練習場にてスイングし、ボールを打ってみたところ、ダウンスイング時の痛みも無く打つことができとても喜んでいた。
