前傾姿勢での仕事に支障が出るほど辛い頸部痛の改善例

【現病】安静時痛なし。自動で頚部屈曲可動域（以下ROM）10°で痛みが出現する。特に左側に強く痛みを感じ、触察すると痺れる様な痛みを感じる。
【施術と結果】本症例は頚部の痛みを訴えており、頚部筋肉の筋緊張が要因と考え、まず頚部周辺を触察したところ、頚椎左背側に筋緊張を確認したため、約2分間緩消法を行い、筋弛緩を確認した。
　この時点で頸部屈曲自動ROM40°に改善した。次に腰椎上部周辺を触察したところ12番肋骨の下部周辺に筋緊張を確認したため、約5分緩消法を行い筋弛緩を確認した。頚部屈曲時の痛みは10→3（NRS改変）。頚部左側の触察による痺れは10→0となり消失した。
　頚部の筋緊張は腰部側面の筋緊張が原因と考え、腰部側面に緩消法を約10分行い、押圧深約3.5㎝から約4.5㎝となった。