【患者】60代後半 女性
【主訴】歩くと右鼠径部、右臀部が痛い。
【既往歴】変形性股関節症、高血圧
【現病歴】変形性股関節症
【検査所見】近医にて変形性股関節症と診断
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【現症】右鼠径部、右臀部が痛い。
歩行時における股関節痛、両腕に杖をついての歩行
【治療と結果】右ASIS部2㎝幅の筋硬化部に緩消法を実施。結果施術前の鼠径部の痛み10→6(NRS改変)。
右臀部の痛みに対し、続けて左IC上部3㎝幅の筋硬化部に緩消法を実施。結果施術前の臀部痛10→0(NRS改変)。
【その他】以前に病院で生まれつきの左股関節の変形と診断されているが、痛みがあるのは右股関節。
病院にも通われていて高血圧の診断も受けているが、緩消法により鼠蹊部の筋緊張を取る事で、160の血圧が→130と変化している。
鼠蹊動脈を圧迫が取れた事で、股関節の痛みの改善、そして血圧も下がった事で、この2つが深い関係がある事がわかった。生理学の教科書に記載してある通りである。