【患者】40代後半、男性
【主訴】腰痛、間欠性跛行、立っていると力が入らなくなる
【既往歴】腰部脊柱管狭窄症、うつ症状
【現病歴】腰部脊柱管狭窄症
【検査所見】近医にて脊柱管狭窄症と診断
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【現症】歩行時に左腰に鈍痛があり、力が入りづらいなどの症状がある。立位、では痛みがあるが、憎悪はなし。
歩行時、一歩目から痛みが発生。
10分で痛みが激しくなり力もはいりずらくなり、立ち止まる。
痛みが激しくなったときは、止まって座って休むと比較的早く痛みが和らぐ。しゃがみこんで痛みが引くのを待っているときもあり。
【治療と結果】腰部の筋緊張の確認。
石灰化・硬結、癒着あり、触知による痛みあり。3年ほど精神薬・睡眠薬の服用の副作用も考えられる。
比較的、小さな角度で動きで緩消法を行う。
4cmほど筋肉が軟らかくなると痛みは消滅。10→0(NRS改変)
力のはいずらさは緩和。10分しか立てなかったのが、20分に伸びる。
【その他】間欠性跛行の改善は多くの時間が必要だが、深部の筋緊張を取り除くことで徐々にだが改善がみられた。引き続き、腰部への緩消法を行う必要がある。