1日前に発症したギックリ腰(急激な腰痛)の改善例

【現症】自動による立位胸腰部可動域（以下、ROM）は、前屈約90度で歩行が可能であるが、上体を起こすことは不可能。
【施術と結果】本症例は、ギックリ腰と言われる状態で、痛む部位は第4腰椎、第5腰椎(以下、L4・L5)の高位、背面周辺とのことで、その部位を触察した結果、筋緊張を確認できた。特に脊柱起立筋と思われる部位の筋緊張が激しく、この緊張を緩めるには腰部側面の筋弛緩が必要と判断し、座位にて同部位に緩消法を10分行った結果、腰部側面の押圧深約1.5㎝から押圧深約3.5cmとなり、ROM前屈約90度から約30度に減少し、歩行時のL4・L5の高位背面周辺の痛みが10から3に減少したとの報告を受けた。
　さらに腰部側面に緩消法を15分行った結果同部位の押圧深3.5㎝から押圧深5㎝になり、ROM前屈約30度から約10度に減少し、歩行時のL4・L5の高位背面周辺の痛みは10から2(NRS改変)に減少したとの報告を受けた。