【患者】50代前半 男性
【主訴】朝起きてから頭が痛い、今現在も痛い。
【既往歴】頚部痛、呼吸が苦しい
【現病歴】起床後、誘因なく頭痛が発症した。
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【現症】後頚部、こめかみに痛みがある。
【施術と結果】本症例の頭痛は外傷性で無いことから、頚部と肩周辺の筋緊張が頭痛の要因であると推察した。
先ずは、一番痛みのある箇所を指摘して頂き、左こめかみの辺りを指摘したので、その真下である内頚動脈の上部周辺を1分施術し痛みは10から5(NRS改変)と軽減した。次に右こめかみの辺りに痛みがあるということで、右側内頚動脈周辺を1分施術し痛みは10から5(NRS改変)と軽減した。更に同箇所を1分施術し痛みは10から0(NRS改変)と消失した。左側も同様に1分施術し痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
又、頚部及び肩周辺の筋緊張の要因として、腰部の肋骨下部の筋緊張が頚部及び肩周辺の筋緊張を誘発していると推察し、触察した。第2、第3腰椎棘突起より左右約4㎝の肋骨直下周辺に筋緊張を確認し緩消法を約5分行い弛緩を確認した。腰部を弛緩する事で再発防止につながるので、更に腰部の肋骨下部の真横の筋緊張に残りの時間、弛緩していった。「楽になった!」と喜ばれた。