2日前に発生した足趾の痛みで着地がままならないケースの改善例
【患者】60代前半 女性
【主訴】左足裏の中指から小指までの指の付け根が痛く足が着けない。
【既往歴】ー
【現病歴】2日前に左足裏の指の付け根が痛くなり、痛みで足が着けない状態で来院。
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【現症】左足第三趾・第四趾・第五趾に荷重痛があり、歩行に支障をきたす状態。
【施術と結果】本症例は2日ほど前に誘因なく発生した足趾の痛みであり、触察、目視による熱感、腫脹、皮下出血がないことから痛みの要因として足趾に繋がる屈筋群の筋緊張を疑った。
よって触察すると左下腿屈筋群の踵より近位腓側約20cmから約25cm間の範囲に強い筋緊張がみられたので同範囲に緩消法を約3分行い筋弛緩を確認した。結果、着地による荷重痛が10から2(NRS改変)に。歩行がかなり楽になったとの報告を頂いた。更に腰部の筋緊張も影響していると判断し、腰部側面に緩消法を約15分行い、押圧深約1cmから約4cmになったところで終了。
結果、着地による足趾の荷重痛が10から0(NRS改変)に。スムースな歩行が可能になり大変喜んで頂いた。