【患者】60代、女性
【主訴】10年前から首が動かしにくく、特に右を向くと動きが悪い。
【既往歴】ー
【現病歴】約10年前から頚部の動かしにくさを自覚するようになり、左を向く動作では問題ないが、右を向くと可動域が制限され、日常生活で不便を感じていた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代、女性
【主訴】10年前から首が動かしにくく、特に右を向くと動きが悪い。
【既往歴】ー
【現病歴】約10年前から頚部の動かしにくさを自覚するようになり、左を向く動作では問題ないが、右を向くと可動域が制限され、日常生活で不便を感じていた。
続きを読む【現症】頚部関節可動域(以下、ROM)は、自動にて左回旋では制限は確認されないが、右回旋は約25°と小さく、右頚部から右肩上部周辺につっぱり感が出現する。
【施術と結果】本症例は、約10年前から頚部の右回旋時に可動域制限および右肩上部周辺のつっぱり感が出現しており、触察にて同部位周辺の熱感や腫張が確認されないことから、脊柱起立筋の過緊張が右側頚部の可動域制限を誘発しているであろうと考えた。
先ず、触察にて腰部の筋緊張を確認したところ、第2腰椎棘突起より左右外方へ約5cmの脊柱起立筋周辺に強い筋緊張を確認した為、同部位に緩消法を約40秒施術し筋弛緩を確認した。その結果、右回旋は約45°と大きくなり、右回旋約25°で出現していた右頚部から右肩上部周辺のつっぱり感は主観により約8割減少した。
改善が大きく見られた為、引き続き同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、右回旋は約55°とさらに大きくなった。
頚部の回旋制限は腰部周辺の筋緊張が影響していることを説明し、腰部側面の筋緊張部位に施術を移行した。緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。その結果、右回旋は約60°となり、左右差は確認出来なくなった。右頚部から右肩上部周辺のつっぱり感も消失し、10年間変わらなかった首が初めてこんなに軽く動くようになったと喜んでいただけた。