【患者】40代後半、女性
【主訴】朝起きたら首が痛くて、それから治らない。急に首がピンと張る時がある。
【現病歴】約10年前、マッサージ店で勤務してから、腰部左側に痛みが発生したが現在は痛みがない。約1ヶ月前に寝違えにより頚部左側に痛みが発生する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半、女性
【主訴】朝起きたら首が痛くて、それから治らない。急に首がピンと張る時がある。
【現病歴】約10年前、マッサージ店で勤務してから、腰部左側に痛みが発生したが現在は痛みがない。約1ヶ月前に寝違えにより頚部左側に痛みが発生する。
続きを読む【現症】安静時痛や日常生活における頚部可動域制限は確認できない。
【施術と結果】本症例は、約1ヶ月前に発生した頚部左側の痛みであるが、目視及び触察により、腫脹や熱感が確認できなかったため、頚部左側の筋緊張が痛みの一つの要因であろうと考えた。
はじめに、触察により左胸鎖乳突筋停止部周辺に筋緊張を確認した。緩消法にて約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、頚部左側の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。
変化が確認できたため、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、頚部左側の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
左胸鎖乳突筋停止部周辺の筋緊張は、腰部側面の筋緊張により誘発するであろうと考え、残りの時間は腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩し、施術を終了した。
痛みが取れてホッとした表情で笑顔で帰路につかれた。