【患者】60代前半 男性
【主訴】右腿が突っ張っていて正座が出来ない
【現病歴】約10年前から正座時に右腿に引張感があった。徐々に増悪し現在に至る。右膝の角度約55度、それ以上曲げられない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】右腿が突っ張っていて正座が出来ない
【現病歴】約10年前から正座時に右腿に引張感があった。徐々に増悪し現在に至る。右膝の角度約55度、それ以上曲げられない。
続きを読む【現症】正座時に右大腿に引張感あり。正座時の踵臀距離は約30㎝
【施術と結果】本症例は約10年前から続く正座時の右大腿に引張感を訴えているが、目視及び触察によって熱感や腫脹は確認出来なかったため引張感の要因は筋緊張によるものと推察した。
触察によって右大腿下部周辺の大腿直筋と思われる部位に縦約5㎝・横約10㎝の範囲に筋緊張を確認した。大腿直筋の緊張は停止部である膝周辺の筋緊張が要因だと考え、同部位に対し約2分施術し筋弛緩した。
結果、引張感は2割減と小さくなり、正座時の踵臀距離は約25㎝となった。変化が見られたので同部位に5分弛緩して行った。
結果、さらに引張感は5割減。正座時の踵臀距離は約20㎝となった。
大腿の筋緊張は、繋がっている腰部の筋緊張が要因だと説明し、腰部真横周辺に20分ほど施術を行った。結果、正座時の踵臀距離は約2㎝となった。
「腰痛を治しに来たのに、色々なところが治るんですね!しっかり治していきたい。良くなってよかった」と喜ばれた。