【患者】70代前半 女性
【主訴】左膝が曲がり切らなくてしゃがめない。
【既往歴】脳梗塞(ごく軽度の左麻痺あり)
【現病歴】約2年前の脳梗塞の後から、左膝関節の運動痛と可動制限を発症した。日常生活に、大きな支障はないので経過観察しているが症状が残存している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 女性
【主訴】左膝が曲がり切らなくてしゃがめない。
【既往歴】脳梗塞(ごく軽度の左麻痺あり)
【現病歴】約2年前の脳梗塞の後から、左膝関節の運動痛と可動制限を発症した。日常生活に、大きな支障はないので経過観察しているが症状が残存している。
続きを読む【現症】左膝関節他動可動域(以下、ROM)屈曲約140°で運動痛あり。
【施術と結果】本症例は、約2年前に発症した左膝関節の可動制限を伴う運動痛であり、その要因は患部周辺の筋緊張と考えて触察したところ、左膝蓋骨周辺から大腿前面にかけて筋緊張を確認できた。
はじめに、もっとも強い筋緊張を確認できた左膝蓋骨下端周辺に約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左膝関節ROM屈曲約140°における運動痛は、10から8(NRS改変)となった。引き続き、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左膝関節ROM屈曲約140°における運動痛は10から7(NRS改変)となった。筋弛緩のわりに症状の改善が乏しいため、施術部位を左大腿前面の遠位1/3周辺の筋緊張部位に変更し、同部位に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左膝関節ROM屈曲約140°における運動痛は、10から2(NRS改変)となった。十分な筋弛緩を確認したが症状が残存しているため、この痛みの要因は腰部の筋緊張と考えて触察したところ、左上前腸骨棘から腰部左側面の左腸骨稜に沿って筋緊張が確認できたため、同部位に約3分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左膝関節ROM屈曲約140°における運動痛は10から1(NRS改変)となった。引き続き、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左膝関節ROM屈曲約140°における運動痛は10から0(NRS改変)と消失し、左膝関節ROM屈曲約150°まで改善した。
「しゃがめた」と喜びの報告を受けた。