【患者】80代後半 女性
【主訴】半年くらい前から、歩くと左右にフラフラ揺れるので一人で歩くのが難しい。一人暮らしなので困っている。
【既往歴】変形性腰椎症(約20年前)、外反母趾(約20年前)
【現病歴】約1年前に転倒し肋骨骨折してから安静にしていた結果、一人での歩行が困難になり現在は見守り歩行となっている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代後半 女性
【主訴】半年くらい前から、歩くと左右にフラフラ揺れるので一人で歩くのが難しい。一人暮らしなので困っている。
【既往歴】変形性腰椎症(約20年前)、外反母趾(約20年前)
【現病歴】約1年前に転倒し肋骨骨折してから安静にしていた結果、一人での歩行が困難になり現在は見守り歩行となっている。
続きを読む【施術と結果】本症例は、約半年から続く歩行時の不安定感を訴えているが歩行を観察した結果、足関節周辺の筋緊張による足関節背屈制限から起こる浮き指によるものと考えた。
先ず、右足関節周辺を触察し足関節前面中央から上方約5㎝周辺に筋緊張を確認した。同部位に筋弛緩が確認できるまで約2分施術した結果、右足関節ROMは他動で背屈0°と大きくなった。
次に、左足関節周辺を触察し足関節前面中央から上方約5㎝周辺に筋緊張を確認した。同部位に筋弛緩が確認できるまで約2分施術した結果、右足関節ROMは他動で背屈0°と大きくなった。
足関節ROMが大きくなり、立脚期には足趾が床に接地する事が出来るようになった結果、歩行時の安定感が向上した。ご本人の主観で歩行もし易くなった。「スタスタ歩ける」と嬉しいご報告いただいた。同席していたご家族も歩行が安定した様子を見て安心していました。