【現症】第2頚椎〜第3頚椎(以下、C2〜C3)の棘突起から左外方へ約3cmあたりに左回旋時痛が発生する。頚部関節可動域(以下、ROM)は自動約20°で確認。
【施術と結果】本症例は約10日前の寝違えにより発症した頚部痛を訴えており、触察及び目視にて熱感・腫脹が確認できなかった為、頚部の筋緊張による血行不良が要因であると考えた。
はじめに、最も痛みを訴えられる部位のC2棘突起から約3cmあたりの筋緊張を確認した。緩消法にて約1分施術し、筋弛緩を確認した。結果、頚部左回旋約20°での痛みが10から4(NRS改変)となり、頚部ROMは自動で左回旋約35°となった。
次にC3棘突起より左外方約3cmあたりの筋緊張を確認し、約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、頚部左回旋時の痛みが10から0(NRS改変)となり頚部ROMは自動で約45°となった。