約6ヶ月続く腰痛が最近悪化し、前屈すると痛む症状に対する改善例

【現症】胸腰部自動関節可動域（以下、ROM）屈曲約15°で腰部左側に痛みが発現する。安静時痛なし。

【施術と結果】本症例は外傷でなく、触察にて患部に腫脹や熱感を確認できなかった為、腰部筋群の筋緊張による血行不良が痛みの要因の１つであると考えた。

　先ず、腰部側面の筋肉群に対し緩消法を約2分行ない筋弛緩を確認した結果、前屈時の痛みは10から8（ＮＲＳ改変）と小さくなった。続けて緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から4（ＮＲＳ改変）と小さくなった。筋緊張が残存している為、同部位に緩消法を約10分行い筋弛緩を確認した。胸腰部ROM自動で屈曲約35°に拡大し、痛みは10から0（ＮＲＳ改変）と消失した。腰部左側面の体表より押圧深約3cmに弛緩した。

　腰を曲げても痛くないと喜んでいただいた。

　再発防止のため、続けて腰の筋肉を軟らかくするようお伝えをした。