ゴルフスイング時における左股関節痛に関する改善効果
【患者】50代前半 男性
【主訴】スイングをしていると、左の股関節が痛くなる。
【既往歴】-
【現病歴】1年程前よりゴルフスイング時に左股関節付近に痛みが発生。
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【現症】安静時に痛みは無く、ゴルフスイング動作後半に痛みが発生する為、左股関節の可動が制限されたスイングになっている。
【施術内容・結果】本症例は、ゴルフスイング動作後半での左股関節に痛みを訴えており、触察したところ熱感も無いため、左股関節周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
はじめに痛みの発生している左股関節周辺を触察したところ、左鼡径部中央付近に筋緊張を確認した為、緩消法を約3分施術。筋弛緩を確認した結果、ゴルフスイング動作後半での痛みが10から8(NRS改変)と小さくなった為、引き続き左鼡径部の筋緊張部位に約10分施術し筋弛緩を確認した結果、ゴルフスイング動作後半の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。施術部位は筋弛緩したが、痛みが残る為、更に左股関節周辺を触察したところ、左上前腸骨棘付近に筋緊張を確認。筋緊張部に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、ゴルフスイング動作後半での痛みが10から3(NRS改変)と小さくなった為、引き続き左上前腸骨棘付近の筋緊張部位に約10分施術し筋弛緩を確認。結果、ゴルフスイング動作後半での痛みが10から1(NRS改変)と小さくなった。
確認のため、自院2階ゴルフ練習場にて実際ボールを打ってみたところ、痛みもほぼ無く打つ事ができ、「フルスイング出来る。次にコースでプレーするのが楽しみだ。」と喜んでいた。