【患者】30代前半 女性
【主訴】花粉症で鼻が詰まって息苦しい。
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から左右共に鼻閉を発症する。近医耳鼻科を受診し、花粉症と診断された。
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【現症】鼻閉の症状は、左右共にあり睡眠時にはとくに鼻閉症状を強く感じやすく、睡眠不足により睡眠障害を引き起こす。
【施術と結果】本症例は過去に近医耳鼻科にて花粉症と診断を受けており、同様の症状である事、花粉の飛散時期と鼻閉の発症が重なる事から、一つの要因として頚部の筋緊張による外頚動脈圧迫による血行不良と考えた。
まず、右外頚動脈周辺を触察し、右下顎骨下縁周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、右側の鼻閉の症状は主観にて消失したと報告を受けた。
次に、左外頚動脈周辺を触察し、左下顎骨下縁周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、主観にて左側の鼻閉は消失したと報告を受けた。
後日、「花粉症の薬を毎日飲んでいたのに、薬を飲まなくても鼻詰まりがなくなって鼻の調子が良くなった。」と喜びのご報告をいただいた。