4分で月経痛が改善した例

【現症】約２日前からの月経時の下腹部痛により前傾姿勢で来院。鎮痛剤を服用しているが鎮痛剤に対する耐性が生じている。
【施術と結果】本症例は、月経時に下腹部痛を訴えており、腰部の筋緊張による子宮への血行不良が要因と考えた。はじめに腰部を触察したところ、腰部全体に筋緊張を確認したため、腰部側面に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、腰部側面の押圧深は約1cmから約1.5cmと大きくなり、下腹部の痛みは10から5(NRS改変)と減少した。痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、腰部側面の押圧深は約2cmと大きくなり、下腹部の痛みは10から０(NRS改変)と消失した。痛みが消失した事により、「すっかり痛みがなくなって背筋が伸びた。これでゆっくり寝れそう。」と喜んだ様子だった。再発抑制の為には腰部の筋弛緩が必要と理解して頂き、続けて緩消法を約20分行い、筋弛緩を確認した。腰部側面の押圧深は約4cmと大きくなりその日の施術を終了した。