3ヶ月前に発症した正座による両膝関節痛が5分で改善した例

【現症】正座により両膝関節前方周辺に痛みが出現する。両膝関節の日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、誘因なく約3ヶ月前から両膝関節前方周辺の痛みを訴えており、目視及び触察により同部位周辺に熱感や腫脹が確認できなかった事から、痛みの１つの要因は両膝関節前方周辺の筋緊張による血行不良であろうと考えた。
　 その原因として下肢への血行不良は腰部の筋緊張による血行不良であると考えた。はじめに、腰部の筋緊張を触察すると、両上前腸骨棘内縁周辺に筋緊張を確認した為、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、正座での両膝関節前方周辺の痛みは10から6（NRS改変）と小さくなった。変化があった為、同部位周辺に緩消法を約３分施術し、筋弛緩を確認した。結果、正座での両膝関節前方周辺の痛みは10から1（NRS改変）と小さくなった。
　 約3ヶ月前から継続する痛みが短時間で消失した事に驚いた様子だった。