【患者】30代後半 男性
【主訴】高速バスに乗ってスマホを6時間くらい見ていたら首が痛くなってきた。
【既往歴】―
【現病歴】約1ヶ月前、スマートフォンの使用が長時間に及んだ事により後頚部左側の痛みを発症。
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【現症】頚部伸展動作時に後頚部左側周辺に痛みが発症。頚部に日常生活上の可動域制限は確認できない。
【施術と結果】本症例は、後頚部左側に痛みを訴えており、触察により熱感と腫脹が確認出来ないため頚部の筋緊張による血行不良が痛みの要因と考えた。
はじめに、後頚部周辺を触察したところ、第1頚椎から第2頚椎(以下、C1 〜C2)高位で棘突起から左外方へ約1cmから3cm周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、頚部伸展動作での後頚部周辺の痛みは10から7(NRS改変)と小さくなった。痛みに変化があったため、さらに同部位周辺に約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、頚部伸展動作での後頚部周辺の痛みは 10から4(NRS改変)と小さくなった。
次に、最も痛みを訴える部位がC4棘突起から左外方へ約2cm周辺に移動した為、触察により筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、頚部伸展動作での後頚部周辺の痛みは 10から0(NRS改変)と消失した。再発防止を目的として腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約20分施術し、筋弛緩を確認した。
「最初は気にならなかった肩がとても軽くなった。首の痛みもなく、首が動かしやすい。」と喜んで帰路につかれた。