【患者】60代前半女性
【主訴】1週間位前から屈伸運動の時に膝が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前から、特に誘因無く屈伸運動時に右膝痛が発生。特に自動車乗り降りの際に痛む。
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【現症】安静時痛なく、右膝関節自動関節可動域(以下、ROM)屈曲約50°にて大腿骨内顆周辺部に痛みを訴えた。
【施術と結果】本症例は、誘因なく発生し膝関節屈曲時痛がある為、右膝内側周辺部の筋緊張が痛みの要因の1つであり、その原因として腰部の筋緊張による血行不良であると考えた。
まず右膝内側周辺部に緩消法を約30秒行い筋弛緩を確認した。痛みが10から8(NRS改変)に小さくなった。効果があった為、続けて約2分緩消法を行い筋弛緩を確認した。痛みが10から3(NRS改変)に小さくなった。次に腰の真横の筋緊張に対し緩消法を約10分行い、体表より押圧深は施術前約1cmから約3cmまで弛緩した。右膝の痛みが10から0(NRS改変)に消失した。
短時間で痛みが消えた事に驚かれ、自動車乗り降りの痛みなく帰路につかれた。