2日前のゴルフのラウンド中に発生した頚部左側と左肩周囲の痛みと可動域制限が1回の施術で改善した一例

【現症】頚部左側面全体から左肩甲骨上角周辺にかけて痛みがあり、頚部関節可動域（以下、ROM）は自動で左側屈約20°、左肩ROM、自動外転約60°で痛みが増大。
【施術と結果】本症例は頚部左側面全体から左肩甲骨上角周辺に痛みを訴えており痛みと可動域制限の要因は左胸鎖乳突筋筋腹周辺と左肩甲骨上角周辺と考えた。
　 頚部左側面を触察し、頚部左胸鎖乳突筋筋腹周辺の筋緊張部位に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。結果、頚部左側面全体から左肩甲骨上角周辺の痛みが10から7（NRS改変）となった。痛みの改善がみられた為、さらに同部位周辺を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、頚部左側面全体から左肩甲骨上角周辺の痛みが10から6（NRS改変）となった。痛みの軽減度が小さい為、次に頚部左側面を触察し、左胸鎖乳突筋起始部周辺に顕著な筋緊張を確認した。約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、頚部左側面全体から左肩甲骨上角周辺の痛みが10から1（NRS改変）となった。
　 頚部ROMは自動で左側屈約70°となり、左肩ROMは自動外転約120°まで痛みが出現せず、喜ばれ帰路につかれた。