3日前に再発した開口制限と運動痛の改善例

【現症】開口約2.5cmで左耳珠から前方に約1cmの左顎関節周辺に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は、3日前から左顎関節周辺の運動痛を訴えており、目視にて内出血・腫脹を確認できなかったため、左顎関節周辺の運動痛は筋緊張による血行不良が要因と考え、左側頭部から左下顎角周辺を触察したところ左咬筋周辺に筋緊張が確認された。
　 はじめに最も運動痛の訴えが強い左耳珠から前方に約1cmの左顎関節周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。結果開口時の運動痛10から7(NRS改変)となり、開口は約2.5cmから約4cmとなった。引き続き同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認したが症状に変化は確認されなかった。そのため施術部位を最も強い筋緊張が確認された左下顎角から前方へ約2cmの左咬筋周辺に移行し、同部位周辺に約3分施術し筋弛緩を確認した。結果開口時の運動痛は消失し、開口は約5cm可能となった。
　 口を大きく開けられることを喜んでいた。