3日前に起こった頚部左側の痛みに関する改善効果

【現症】安静時痛は無いが、頚部ROMは自動で、屈曲約30°・伸展約20°・右回旋約10°・右側屈約10°とROM制限が見受けられ、同時に頚部左側に痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、頚部左側を触察したところ熱感も無く、目視しても組織損傷が確認できないため、頚部ROM制限と頚部左側周辺の可動時の痛みの要因は頚部周辺の筋緊張によるものと考えた。
　 触察により、第5頚椎から第6頚椎左側背側に筋緊張を確認。初めに頚部左側の筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、頚部可動時の痛みが10から9（NRS改変）と小さくなった事が確認できた為、引き続き同部位に約2分施術し筋弛緩を確認した結果、頚部左側の可動時の痛みが10から7（NRS改変）と小さくなった。この時頚部ROMは自動で屈曲約45°・伸展約30°・右回旋約20°・右側屈約20°と大きくなったが、同部位に筋緊張が残存するため、引き続き約5分施術。筋弛緩を確認した結果、頚部左側の可動時の痛みが10から3（NRS改変）と小さくなり、頚部ROMは自動で屈曲は約60°と可動域制限は見受けられなくなり、伸展約40°・右回旋約35°・右側屈約30°と大きくなった。頚部ROMと可動時の痛みに変化が生じていることから、引き続き同部位に約5分施術し筋弛緩を確認。結果、頚部左側の可動時の痛みが10から2（NRS改変）と小さくなり、頚部ROMは自動で伸展に変化は見られなかったが、右回旋約45°・右側屈約40°と大きくなった。
　 まだ痛みが残存するが、これだけ首が動くようになれば日常生活に支障をきたすことなく生活できると喜んでいた。