生活が困難なほどまで悪化した約40年前から繰り返すギックリ腰の改善例
【患者】60代後半 女性
【主訴】かがむと痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約40年前から急性腰痛を毎年繰り返している。約1週間前に運転中に痛くなり、1週間経っても改善が見られない。
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【現症】座位から立ち上がり動作、胸腰部屈曲進展で疼痛が発現。歩行で痛みを感じる。痛みは特に仙骨周辺が強いが、両側股関節や腰部全体へ広い範囲で痛みを感じている。腰部全体に強い筋緊張が見られる。
【施術と結果】本症例は胸腰部屈曲動作や座位から立ち上がり動作で疼痛が発現し、腰部全体に筋緊張が確認できることから腰部の筋緊張による血行不良が要因であると考えた。
先ず腰部真横の第3腰椎高位を正中に向かって緩消法を約2分行い筋弛緩を確認したところ、座位での胸腰部屈曲動作での痛みが10から5(NRS改変)と減少した。
更に同部位に緩消法を合計で約25分行い筋弛緩を確認した。座位からの立ち上がり動作での痛みや立位での胸腰部屈曲動作での痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
40年以上ギックリ腰で苦しみ続けてきたが、こんなに突然痛みが楽になる事は無かったと驚きと共に喜んで頂いた。