【患者】20代前半 女性
【主訴】昔から生理痛がひどく、貧血を起こすこともある。
【既往歴】アトピー性皮膚炎(近医にて診断)、腰痛症
【現病歴】以前より月経痛と過多月経が有り、貧血ぎみになることがある。下腹部痛がひどい。
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【現症】月経時の下腹部痛がひどく、貧血ぎみになることがある。
【施術と結果】本症例は、月経時に下腹部痛が有り、腰部の筋緊張による子宮への血行不良が要因と考えた。
先ず腰部を触察したところ、腰部全体に筋緊張を確認した為、腰部側面に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、腰部側面の押圧深は約1cmから約3cmと大きくなり、下腹部痛が10から5(NRS改変)と減少したと報告を受けた。
更に下半身への血流を改善する為、腰部の正中付近を触察したところ、仙骨周辺に筋緊張を確認し、PSIS周辺に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、下腹部痛が10から2(NRS改変)と更に減少した。
改善が見られた為、再度、腰部側面に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、腰部側面の押圧深は約3cmから約4cmと大きくなり、下腹部痛が10から1(NRS改変)と更に減少し、ほぼ痛みはない状態だとご報告を受けた。緩消法の良さを知っている方なので「緩消法、すごい!」とおっしゃって帰られた。