1週間前から続く右肩甲骨上角周辺痛が2分で改善した例
【患者】60代前半 女性
【主訴】右の肩甲骨あたりが突っ張って痛い
【既往歴】変形性腰椎症
【現病歴】1週間ほど前から特に誘因なく、頚部左側屈時に頚部右側から右肩甲骨上角周辺に運動痛が発症した。その後変化がない。
続きを読む
【現症】頚部左側屈時に頚部右側から右肩甲骨上角周辺に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は1週間前から頚部左側屈時に頚部右側から右肩甲骨上角周辺に運動痛を訴えており、患部周辺を目視および触察したが内出血・腫脹・熱感は確認できなかったので、痛みの要因は筋緊張と考えて患部周辺を触察したところ、頚部右側後面から右肩甲骨上角にかけて筋緊張が確認された。
はじめに頚部左側屈時に最も強い運動痛を訴える第7頚椎(以下、C7)棘突起から右に約5cmの筋緊張部位周辺に約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果同部位の運動痛は10から0(NRS改変)となり消失したが、右肩甲骨上角周辺に最も強い運動痛を訴えた。施術部位を右肩甲骨上角周辺に移行し、約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果頚部右側から右肩甲骨上角周辺に運動痛は10から0(NRS改変)となり消失した。
頚を動かしながら「あっ良いですね」と喜んでおられた。