1週間前のバスケットボール試合中における斜め後方からの体当りによって発症した頚部痛の改善例

【現症】安静時痛なし。自動関節可動域(以下、ROM)頚部屈曲約30°で第4頚椎(以下、C4)棘突起から約3cm左側周辺に痛み発症。ROM制限あり。
【施術と結果】本症例は後頚部周辺に頚部屈曲による運動痛を訴えており、同周辺に熱感、腫脹、皮下出血がないことから痛みの要因は同周辺の筋緊張と考え触察するとC4高位の棘突起から左側約3cm周辺に筋緊張を確認した。
　 よって同周辺に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。結果、頚部ROM屈曲約30°での痛みは10から0(NRS改変)に消失し、頚部ROM屈曲約60°まで可能になりROM制限はなくなった。残りの施術時間は腰部の筋弛緩が怪我防止につながる旨をお話し、腰部側面に緩消法を約20分行い押圧深約1cmから押圧深約3cmになったところで終了。
　 首の痛みがなくなり「今週のバスケの練習が不安なくできそうです。」と笑顔で帰路につかれた。