約1年前から悪化を辿る腰痛の改善例

【現症】疼痛箇所に腫脹や熱感、内出血は確認できない。腰部全体に筋緊張が確認できる。安静時痛はなく、運動痛のみである。胸腰部屈曲動作で腰部全体的に疼痛が発現する。
【施術と結果】本症例は座位から立位への動作や胸腰部屈曲動作で腰部全体に疼痛が発現する事から、腰部全体の筋緊張が痛みの要因であると考えた。施術前の腰部押圧深は約2cmであった。
　 先ず第3腰椎高位で腰部側面から正中方向に向けて緩消法で弛緩させていき約5分施術をした結果、座位から立位への動作での痛みは10から7(NRS改変)に減少した。その後合計で約30分かけて腰部側面から正中方向に向けて腰部を緩消法で筋緊張を弛緩させた結果、腰部押圧深は約3cmとなり、痛みは10から3(NRS改変)に減少した。