工場勤務で力仕事を続けたことで発症した右肩痛の改善例
【患者】70代前半 女性
【主訴】右腕を持ち上げたり、力を入れて動かすと痛い。
【既往歴】-
【現病歴】約3ヶ月前から徐々に右肩痛が強くなってきた。マッサージや鍼を受けている。
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【現症】安静時痛なし。右肩関節可動域(以下、ROM)は自動前方挙上約80°で右肩関節前面から右胸部にかけて疼痛あり。
【施術と結果】本症例は、工場勤務で力仕事をして徐々に痛みの増悪が起こっている慢性疼痛であることから筋緊張が痛みの要因と考えた。触察の結果、小胸筋と思われる部位に筋緊張を確認し緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、右肩ROM自動前方挙上約80°での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた事と同部位に筋緊張が残存している為、続けて十分に筋弛緩が確認できるまで約5分施術した結果、痛みは10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMは自動前方挙上約180°となった。
コロナが収束し仕事が忙しくなってきたので肩の痛みが不安でしたが、痛みが取れて嬉しいと帰路につかれた。