3年前から続く事務作業時の腰痛の改善例

【現症】安静時に腰部右側に張りを感じる。座位の状態が30分ほど続くと腰部右側に痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、約3年前から腰部右側に張りと痛みが発生している事から、張りと痛みの要因は腰部右側周辺の筋緊張による血行不良と考えた。
はじめに腰部右側を触察すると、第3腰椎棘突起より右外側約7cmに筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、安静時の張りが10から8(NRS改変)になった為、引き続き同部位を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、安静時の張りが10から5(NRS改変)になった。痛みが軽減している事から引き続き同部位から正中に向かって緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、安静時の張りは消失した。
　この時座位での施術であった為、腰部右側の痛みを確認したところ、今のところ痛みは感じないとの報告を受けたが、座位を継続した状態で痛みが発生する位置を確認し、疼痛部を触察すると第4腰椎棘突起より右外側約5cmに筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、これまでの約20分での座位の状態での痛みは無かったが、翌日の事務作業に備え、同部位を約10分施術し、筋弛緩を確認し施術終了とした。
　後日事務作業時の状態を確認したところ、通常30分程度の座位で生じていた腰部右側の痛みが約90分、正規の休憩時間まで事務作業を継続することができたとの報告を受け、この状態であれば仕事をこなす事ができると喜びの報告を受けた。