【患者】50代後半 男性
【主訴】左のお尻からふくらはぎまでが痺れる
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前に誘因なく左臀部、大腿後面、下腿後面に痺れが発生した。
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【現症】歩行時や立位、座位、仰臥位・伏臥位での姿勢維持により痺れが出現する。
【施術と結果】本症例は、特に誘因無く左側だけの下肢が痺れていて、患者は慢性腰痛があり最近腰痛が悪化してきた上に痺れが発生した事から、腰部周辺の筋緊張から起きる左下肢の血行不良が要因と考えた。
まず左腸骨稜の後面周辺を触察したところ筋硬結を確認できたので緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、左下肢の痺れは主観により約4割減少したと報告を受けた。続けて同部位に緩消法を約5分施術したが、それ以上の痺れの減少は見られなかった。
次に腰部側面から正中方向に向けて第3腰椎高位を緩消法で弛緩させていき、約20分施術をした。結果、左下肢の痺れは主観により約7割減少したと報告を受けた。